モナコイン(MONA)の特徴・買い方・投資について

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モナコインは日本で誕生した仮想通貨です。国産の仮想通貨で最も知名度があるのがモナコインになります。
モナコインは2ちゃんねるのキャラクターである『モナー』が由来のジョークコインの側面がありますが、Segwitの導入やアトミックスワップなどの仮想通貨の世界で一歩進んだ技術を積極的に取り入れています。
他にも2020年には2度目の半減期を迎える事から注目されています。

今回はモナコインの特徴・購入方法・投資についてご紹介します。

モナコイン(MONA)の特徴・買い方・投資について

モナコインの概要

通貨名モナコイン
略称MONA
半減期3年
公開日2014年1月
発行上限1億512万MONA
アルゴリズムLyra2REv2

モナコインの歴史

年月出来事
2014年01月モナコイン誕生
2014年07月WBS(ワールドビジネスサテライト)にて、モナコインについて放送される *1
2014年07月終値が当時最高の0.44USDを記録
2015年03月仮想通貨の取引場である『Zaif Exchange』がオープンする。
Zaifの取扱い通貨にモナコインが扱われる *2
2017年04月モナコインでSegwitがlockinし、有効化される *3
2017年07月16日モナコインの半減期が訪れる。
これによりマイニングの報酬が25MONAになる *4
2017年10月終値が当時最高の4.32USDを記録
2017年10月仮想通貨の取引所である『bitflyer』にてモナコインが取り扱われるようになる *5
2017年12月終値が2019年8月現在での最高額となる14.05USDを記録
2018年01月モナコインで買い物ができる『Monazon』が公開される *6
2018年01月モナコインでアトミックスワップの実験に成功する *7
2018年01月大阪の高校生がモナコインを不正に入手するウィルスを作成し、逮捕される *8
2018年05月モナコインが巻き戻し攻撃を受ける *9
2018年09月Monappyのホットウォレットから不正にモナコインが出金される。 *10
2018年09月仮想通貨取引所のZaifがハッキングを受ける。
このハッキングで6億円相当のモナコインが盗難される *11
2019年06月仮想通貨の取引所である『coincheck』でモナコインが扱われるようになる *12
2020年08月28日この日の前後に半減期が予想されている *13

参考文献

01. WBS(ワールドビジネスサテライト)
02. 暗号通貨取引所『Zaif Exchange』がオープンいたしました。
03. Monacoin Segwit Status
04. モナコイン情報サイト
05. bitFlyer(ビットフライヤー)
06. Monazon.jp
07. atomicswap dcrmona(testnet)
08. 仮想通貨不正入手ウイルス作成容疑、大阪の高3男子逮捕…狙った通貨は「モナコイン」
09. モナコインのブロックチェーン、攻撃受け「巻き戻し」 国内取引所も警戒
10. MonappyにおけるMonacoinの不正出金につきまして
11. 事業承継業務の終了について
12. 「Monacoin(MONA)」の取り扱いを開始しました!
13. モナコイン情報サイト

モナコインの特徴

モナコインには以下のような特徴があります。

・日本産の仮想通貨
・世界で初めてSegwitを導入した仮想通貨
・アトミックスワップの実装

ではそれぞれの特徴について説明したいと思います

日本産の仮想通貨

さきほどご紹介したようにモナコインは国産の仮想通貨です。
国産の仮想通貨としては歴史が長く2014年1月に誕生しました。
モナコインは2ちゃんねるで生まれたアスキーアートのキャラクター『モナー』が由来となっています。もともとは2ちゃんねるの利用者が『DogeCoin』という海外のジョーク通貨に影響されて作られた仮想通貨です。
モナコインもジョークコインの側面がある通貨ですが、Segwitやアトミックスワップといった仮想通貨の最新技術を導入した通貨でもあります。
また少額決済を目的に作られた通貨でもあるので、決済の速度が速いことも特長です。

世界で初めてSegwitを導入した仮想通貨

Segwit(Segregated Witness)とは簡単に説明すると取引データを圧縮してデータの転送効率を上げる技術です。このSegwitはデータ処理の遅延問題(スケーラビリティ問題)の解決ために開発された技術です。

元々はビットコインのスケーラビリティ問題が話題となった時にSegwitが注目されました。
具体的には2016年~2017年頃のビットコインの価格が大きく上昇していた頃にビットコインの着金が遅い事が発端です。
通常のビットコインの着金は早ければ30分以内に行われますが当時は1~2日待っても着金しない時がありました。その為、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決する事が話題となりました。

このスケーラビリティ問題はビットコインだけではなくアルトコインでも導入する事が議論され、数多くのアルトコインでSegwit導入が話題となります。
多くの議論がされた中でもSegwitを初めて導入した仮想通貨はモナコインです。モナコインは2017年4月からSegwitを導入しています。

Segwitがどのような仕組みの技術かというと、取引データと取引IDを別の場所に保存することでブロックのデータの大きさを小さくしています。
取引データと取引IDを別個に保存することで『トランザクション展性(マリアビリティ問題)』の解決にもつながりました
このトランザクション展性という問題は、ブロックの中に格納されている取引IDを改ざんするハッキングの方法です。
改ざんすることで送金が失敗したように見せかけることができ、複数回送金させることができてしまいます。
Segwitが実装されている仮想通貨だと取引データの中に取引IDが保存されていないため、トランザクション展性のような問題は起こらないと言われています。

アトミックスワップの実装

アトミックスワップとは、種類が異なる仮想通貨の取引を取引所などの仲介をせずにユーザー同士で可能とする技術です。
例えば、ビットコインとモナコインを交換したい場合、取引所でビットコインやモナコインを売買して入手する方法が一般的です。取引所を仲介する場合、手数料が発生したり、売買までに多少の時間が掛かってしまいます。
また、ユーザー間同士で仮想通貨の交換などをすることもできるのですが、持ち逃げされるリスクなどが存在するのでユーザー間での仮想通貨の交換は一般的ではありません。

アトミックスワップを使えばビットコインを持ってるユーザーとモナコインを持ってるユーザーが仮想通貨の交換を取引所などの仲介をせずに交換可能になります。また、送金手数料もほぼゼロなので経済的にもオトクな技術です。

モナコインでは2018年にアトミックスワップを導入しました。
アトミックスワップは技術的には確立されているのですがまだまだ実用された例がとても少ない為、今後の仮想通貨の発展を待つ必要があります。

モナコインの半減期

コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・ワークシステム(PoW)を採用している仮想通貨のほとんどは数年または一定の間隔でマイニング報酬が減少する半減期を採用しています。

半減期のある仮想通貨としてはビットコインが一番有名ですが、モナコインも半減期が設定されています。

2014/01/012017/07/16
マイニング報酬50MONA25MONA

モナコインは2014年4月1日に誕生。初期のマイニング報酬は50MONAでした。
2017年7月16日に最初の半減期を迎え、マイニング報酬が50MONAから25MONAに変更されます。
次回は2020年8月に半減期を迎える予定です。
半減期を迎えるとマイニングをしている個人・企業はかなり厳しい状況になります。
報酬が半分になる為、利益が減ることになります。場合によってはマイニングを辞める人々も増えます。

モナコインのマイニングについて

モナコインのマイニングはASICが主流になります。
2019年8月時点ではDayun社から販売されているZig Z1シリーズのASICでマイニングするのが一般的です。
具体的には『Zig Z1+』または『Zig Z1 Pro』を使ってマイニングします。
購入方法としてはDayun社から直接購入するか、日本の中古市場で購入する方法が一般的です。

モナコインの価格・チャート

モナコインは2014年1月に誕生します。誕生当時の価格は1MONA = 2円前後でした。
2014年7月に日本のテレビ番組『ワールドビジネスサテライト』で紹介されたり、堀江貴文氏がモナコインのアドレスを作った事をきっかけに1MONA = 100円前後まで高騰しました。

その後、モナコインは長期間に渡り価格が低迷しますが、2017年から少しずつ上昇します。

2017年1~8月 長期上昇トレンド入りと半減期

2017年1月の1MONAは1.8円前後を底値に2017年はモナコインは爆発的に上昇します。

2017年4月にモナコインはSegwitを導入する発表します。この時1MONA = 約20円前後まで上がりました。
ここからモナコインは長きに渡る上昇トレンドに入ります。

2017年7月には半減期が近い事から、1MONA = 約70円前後まで高騰。
半減期が近い仮想通貨のアノマリーとして『半減期前は上昇、半減期後は価格が下落する』というものが存在します。
モナコインも例外ではなく、半減期前の7月は高騰しますが、その後価格は下落します。
2017年7月には最高で1MONA = 90円前後まで上昇しましたが、8月~9月には35円前後まで下落しました。

2017年9月~2019年末 長期上昇トレンドの終わりと価格の低迷

半減期を迎えた後に下落が続いたモナコインですが、2017年10月に転機が訪れます。
2017年10月に国内最大の仮想通貨取引所『bitFlyer』でモナコインの取り扱いを開始しました。

これにより8月~9月は35円前後で動いていたモナコインが一気に660円前後まで上昇します。
この結果として、大きな仮想通貨取引所でモナコインのような時価総額が低いアルトコインが上昇すると、急激に価格が上がる事が国内のユーザーもだいぶ理解したと思います。

2017年12月にはビットコインバブルのピークもあって、最大で1MONA = 1,600円前後まで上昇。
取引所によっては最大2,400円前後まで上がり、この価格がモナコインの過去最高値です。

2017年1月~2017年12月までの上昇率

この2017年1月~2017年12月までにモナコインを購入していた場合、おおよそ61,800%(618倍)前後になりました。
アルトコインのバブルとしてモナコインは代表的な仮想通貨になりますが、もし2017年1月に1万円投資しているだけでも2017年12月には618万円にはなっています。

その後、2017年12月中旬から大きく上昇した反動として長期の下落トレンドに入るようになります。
2018年1月に1MONA = 1,000円台を割り、2018年1月下旬~3月に300円前後まで下落します。
その後も長期に渡り下落を続け、2018年12月中旬に1MONA = 33円前後まで下がります。
この2018年12月中旬~下旬がモナコインの底値となります。

その後2019年に入り少しずつ価格が上昇し始めます。

モナコインへの投資について

モナコインは国産のアルトコインの中でもダントツの知名度があります。
海外の仮想通貨取引所でも取り扱いがあるので海外でも一部の人には認知されているアルトコインです。
モナコインの長所・短所を紹介すると…

時価総額が低いので高騰時は200%ぐらいは簡単に上がる
日本の仮想通貨銘柄として最初に上がりやすい
一度大きく上がると長期間下がり続けやすい

モナコインは時価総額が低く、1MONAの価格が安い時は100円前後、高い時で200~300円と比較的安いです。
その為、大口の購入などで簡単に高騰するのが特徴です。これは時価総額の低いアルトコイン全般に言えます。
また、日本で有名な仮想通貨銘柄の一つなので、日本で仮想通貨がブームになる時に連動して買われやすい特徴があります。
日本で仮想通貨が過熱し始めたと思った時に参考にすべき仮想通貨の一つとも言えます。

一方でブームが去ると物凄い勢いで価格が下落したり、長期間に渡り下落し続けます。
例えば、2018年のビットコインバブル崩壊後のモナコインは約385日間の長期下落トレンドが続いています。
購入のタイミング次第では大幅にプラスになることもあれば、大幅にマイナスにもなる可能性があるので注意が必要です。

モナコインの投資は海外ユーザーと日本ユーザーの動向が鍵

2019年1月~8月のチャート(3日足)

2019年の仮想通貨市場では、ビットコインが先導して上がり、その後ゆっくりとアルトコインが上昇しました。
モナコインも例外ではなく、ビットコインの上昇に応じて少しずつ上がりはじめ、2019年4月頃から一気に価格が上昇します。
モナコインの上昇時はすさまじく上がる為、ビットコインや他のアルトコインが上昇しているのを確認した後で少しずつ買い集めると上昇時の波に乗りやすいです。
逆に上昇の波に乗れない場合は、諦めて手を出さない方が良いです。タイミング次第では大きな損失を出してしまいます。

2019年8月時点でのモナコインの大きな市場は日本が中心なので、ビットコインと海外のアルトコインの動きに注目する事でモナコインの投資判断がしやすいです。
また、国産の仮想通貨なので情報収集が比較的簡単である事から、海外ユーザーよりも情報を集める事が迅速にできるのも投資に有利に働きます。

モナコインの購入・売却方法

モナコインの購入方法ですが、bitFlyerコインチェック(coincheck)で購入ができます。
coincheckでモナコインが購入できるようになったのが2019年からなので、今回はcoincheckを利用してみようと思います。

モナコインの購入方法

1. Coincheckにログインして『コイン購入』クリック

2. 移動先の画面でモナコインを選択


3. 数量に欲しいモナコインの数を入力し、交換したい通貨を選択。合計額を確認したら『購入する』をクリック

モナコインの売却方法

1. Coincheckにログインして『売却』クリック


2. 移動先の画面でモナコインを選択

3. 数量に売却したいモナコインの数を入力し、交換したい通貨を選択。合計額を確認したら『売却する』をクリック

まとめ

モナコインは代表的な国産の仮想通貨になります。ビットコインなどの他の仮想通貨の動きを見ながら『日本人ユーザーは今後どうするだろう』と考えながらトレードをすると利益を出せる可能性が高まります。
長期トレンドに入った爆発的な上げ下げはすさまじく、トレードやチャートの分析がとても楽しい仮想通貨の一つです。
また、国内の取引所で簡単に買える事も魅力的です。ビットコインやイーサリアムなどの代表的な仮想通貨の購入とご一緒にモナコインも検討してみるのをオススメします。

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