ライトコイン(LTC)の特徴・買い方・投資について

コイン

よう!お前ら!
ビットコイン大好きなラ₿ットだ!

ライトコイン(LTC)はビットコインの次に歴史のある仮想通貨です。
誕生から今に至るまで開発者のチャーリー・リーが開発の中心として活動しています。
ライトコインは2019年8月には2度目の半減期を迎える事で話題になった仮想通貨でもあります。

今回はそんなライトコインの特徴や購入方法について紹介します。

ライトコイン(LTC)の特徴・買い方・投資について

ライトコイン概要

通貨名ライトコイン(Litecoin)
略称LTC
半減期4年
公開日2011年10月
発行上限8400万LTC
アルゴリズムScrypt

ライトコインの歴史

年月出来事
2011/10チャーリー・リーによって開発される
2013/11キプロス・ショックの影響でライトコインの価格が最高55ドルまで上がる
2015/08/26ライトコインが1度目の半減期を迎える *1
2017/04ライトコイン財団が設立される *2
2017/03Segwitが実装される *3
2017/08BitfuryとRippleがライトニングネットワークを用いたトランザクションデモを実施。ビットコインとライトコインの交換が行われた *4
2017/12チャーリー・リー氏が自身が保有するライトコインを全て売却する *5
2017/12steamで使える金券をライトコインで買えるようになる *6
2017/121LTCが370ドルになる
2019/06ライトコイン財団がBiboxとTernioと協力して暗号通貨での支払いができるBlock Cardというデビットカードを発行することを発表した。このBlock Cardではライトコインも使える *7
2019/08/05ライトコインが2度目の半減期を迎える *8
2023/08/02この日に3度目のライトコインの半減期が予想されている *9

参考文献

01. Litecoin Halving Aug’19 – All You Need To Know
02. Litecoin Foundation is successfully incorporated
03. Hash Rate Distribution (last 22 hours)
04. Lightning Bank Ledgers? Bitfury and Ripple Demo New Twist on Bitcoin Tech
05. Litecoin price, tweets, and conflict of interest
06. Buy Steam Vouchers with Bitcoin, Litecoin, & More
07. The Litecoin Foundation Teams Up with Bibox and Ternio on Special Edition Litecoin BlockCard
08. Litecoin Halving Aug’19 – All You Need To Know
09. Litecoin Block Reward Halving Countdown

ライトコインの特徴

歴史がビットコインについで古い
Segwitの導入
ライトニングネットワークの実装

ライトコインとはビットコインの弱点であるブロックの生成速度が遅い、つまりは取引に時間がかかるという弱点を補完するために作られた仮想通貨です。

LTCが登場した時はBTCのパクりコインだった。
だが、実際は改善されてる点も多いんだ。

ライトコインではブロックの生成速度への対策として『Segwit』という技術が実装され、将来的には『ライトニングネットワーク』という技術が実装されます。また、歴史の古さも特徴の一つです
ではライトコインの特徴をひとつひとつご紹介していきます。

歴史が古い

ライトコインはビットコインについで古い仮想通貨です。
ビットコインはサトシ・ナカモトを中心に2009年に誕生、ライトコインはチャーリー・リーを中心に2011年に誕生した仮想通貨です。
イーサリアムの誕生が2014年、Zcashが2016年なのでライトコインの歴史の古さがわかると思います。

チャーリー・リー氏はライトコインを開発した当初は開発を楽しんでいただけだったようですが、次第に仮想通貨の重要性を感じたようです。2017年6月にはコインベースを退職してライトコインの開発に専念しています。

ちなみにチャーリー・リーは2017年末から2018年1月にLTCを全部売りさばいてる!
開発者だがトレーダーとしても優秀なヤツなんだ!

※所説ありますが、チャーリー・リーが保有していたライトコインを売却した件は当時ニュースになりました。

Segwit

Segwit(Segregated Witness)とは簡単に説明すると取引データを圧縮してデータの転送効率を上げる技術です。このSegwitはデータ処理の遅延問題(スケーラビリティ問題)の解決ために開発された技術です。

元々はビットコインのスケーラビリティ問題が話題となった時にSegwitが注目されました。
具体的には2016年~2017年頃のビットコインの価格が大きく上昇していた頃にビットコインの着金が遅い事が発端です。
通常のビットコインの着金は早ければ30分以内に行われますが当時は1~2日待っても着金しない時がありました。その為、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決する事が話題となりました。

このスケーラビリティ問題はビットコインだけではなくアルトコインでも導入する事が議論され、数多くのアルトコインでSegwit導入が話題となります。
ライトコインもSegwitを導入する動きとなり、2017年5月頃にSegwitに対応しました。なお、ビットコインは2017年7月頃でしたので、ライトコインのSegwit導入の方がビットコインよりも速かったです。

Segwitがどのような仕組みの技術かというと、取引データと取引IDを別の場所に保存することでブロックのデータの大きさを小さくしています。
取引データと取引IDを別個に保存することで『トランザクション展性(マリアビリティ問題)』の解決にもつながりました
このトランザクション展性という問題は、ブロックの中に格納されている取引IDを改ざんするハッキングの方法です。
改ざんすることで送金が失敗したように見せかけることができ、複数回送金させることができてしまいます。
Segwitが実装されている仮想通貨だと取引データの中に取引IDが保存されていないため、トランザクション展性のような問題は起こらないと言われています。

ライトニングネットワーク

ライトニングネットワーク(Lightning Network)は、Segwit同様にスケーラビリティ問題を解決する為に開発されたサービスです。

ライトニングネットワークはブロックチェーン外(オフチェーンまたはサイドチェーン)で取引を実行する事で、少額決済(マイクロペイメント)を高速に実行することができます。
複数のペイメントチャンネルをネットワークにつなぎ、チャンネルを経由して高速に取引をするのが目標になります。
なお、2019年1月頃にはライトコインのペイメントチャンネル数が1000チャンネルを超えた事が話題となりました。

ライトニングネットワークは、少額の決済などをブロックチェーン上で作業するとなると処理速度・マイニング手数料などで作業効率の悪さから考えられた技術になります。
ライトコインのライトニングネットワークの実験は2017年8月頃に行われており、ライトニングネットワークの実験は成功しました。

ライトコインの半減期

コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・ワークシステム(PoW)を採用している仮想通貨のほとんどは数年または一定の間隔でマイニング報酬が減少する半減期を採用しています。

半減期のある仮想通貨としてはビットコインが一番有名ですが、ビットコインの次に古い歴史のあるライトコインでも半減期が設定されています。
ライトコインの半減期は2019年8月時点で2回の半減期を経験しています。

2011/10/072015/08/252019/08/05
マイニング報酬50LTC25LTC12.5LTC

ライトコインは2011年10月に誕生。初期のマイニング報酬は50LTCでした。
2015年8月に最初の半減期を迎え、マイニング報酬が50LTCから25LTCに変更されます。
2019年8月に2度目の半減期を迎え、マイニング報酬が25LTCから12.5LTCに変更されました。
半減期を迎えるとマイニングをしている個人・企業はかなり厳しい状況になります。
報酬が半分になる為、利益が減ることになります。場合によってはマイニングを辞める人々も増えます。

半減期とライトコインの価格について

2019年8月にライトコインが半減期を迎えますが、仮想通貨のアノマリーとして『半減期前は上昇、半減期後は価格が下落する』というものが存在します。
実際に半減期前の2019年6月にはライトコインは高騰しており、半減期前の7月あたりからゆるやかに下落しています。

上記の画像は2015年7月~10月までの12時間足のチャートです。
2015年の半減期は8月にありますが1カ月前にLTCは大幅に価格を上昇させて、そこから価格が下落しています。
このように半減期前に価格が大きく上昇した後はしばらく下がると言う事が考えられます。

半減期前に買って、半減期後に売る!
これだけは覚えておけ!

ライトコインとモナコインの関係性

ライトコインはビットコインの次に歴史のある仮想通貨です。
ライトコインを参考に仮想通貨を開発した例がありますが、その代表例がモナコイン(MONA)になります。

モナコインはライトコインをベースにしており、初期のアルゴリズムはライトコイン同様にScryptでした。
モナコインとライトコインでは発行上限や半減期などの細かい点で違いはありますが、モナコインの開発初期にライトコインをベースとしていたのは事実です。

新参者で知ってる奴が少ないが、初期のLTCとMONAは兄弟だ!
今は全然ちげぇけどな!

ライトコインとの決別、ScryptからLyra2REv2へ

2015年8月頃のライトコインとモナコインで採用されていたアルゴリズムのScryptはマイニング機器としてASICの生産が開始されており、モナコインはアルゴリズム変更を議論していました。
なお、ライトコインは2019年7月時点でもScryptをアルゴリズムとして採用しており、ASICによるマイニングが主流です。

2018年8月頃のモナコインはASIC対策としてアルゴリズム変更を決めます。モナコインは450,000以降からアルゴリズムにLyra2REv2を採用して、ライトコインとは別の道を辿ります。

このようにモナコインの登場時はライトコインと関係性のある仮想通貨でしたが、現在のモナコインは独自の進化をしています。
詳しくはモナコインの記事をご参考にして下さい。

モナコイン(MONA)の特徴・買い方・投資について
モナコインは日本で誕生した仮想通貨です。国産の仮想通貨で最も知名度があるのがモナコインになります。 モナコインは2ちゃんねるのキャラクターである『モナー』が由来のジョークコインの側面がありますが、Segwitの導入やアトミックスワ...

ライトコインのマイニングについて

ライトコインのマイニングはASICが主流になります。
残念ながらライトコインのマイニング機器はあまり流通していません。
Bitmainから『Antminer L3+』が販売されていますが、公式サイトでは販売が終了しています。
Antminer L3+は事実上は販売終了と考えられるので、中古品を探すか新しいASICが出るのを待つのが望ましいです。

新機種が出たらスゴ~く儲けられそうだ!
だが、全然出てこないぜ…

ライトコインの価格・チャート

ライトコインがBitfinexで取引されはじめた頃のライトコインの値段は4ドル(日本円で約400円前後)でした。
2013年11月になると価格が55ドル(約5,500円)まで上がるのですが、そこから徐々に下がっていき、2014年4月には11ドルまで下落。2014年8月には元の4ドル台で推移するようになりました。

その後に価格が大きく変動するのは2017年3月からで、2017年12月には過去最高である370ドル(約37,000円前後)まで上昇。
2017年12月の仮想通貨のバブルをピークにライトコインの価格は下げ始め、2018年12月には25ドル(約2,500円前後)まで下がりました。
2019年からすこしずつ価格が上昇しており、2019年6月に146ドル(約14,600円前後)まで上昇しました。
2019年8月現在は80~100ドル(8,000円から10,000円)の間で変動しています。

ライトコインへの投資について

ライトコインの投資について良い点・悪い点を考えてみます。

歴史の長い仮想通貨
半減期による需要
開発が鈍化している

ライトコインは歴史の長い仮想通貨であり、半減期の前後で大きな上昇・下落があるためスイングトレードで大きく儲けられるチャンスがあります。

残念な点として、イーサリアムなどの後発の仮想通貨よりも魅力的な技術やニーズがなく、開発の遅さなどを定期的に批判されることがあります。
開発の中心人物と言えるチャーリー・リーはビットコインのコア技術を流用しているので、ライトコインの独自機能についてはあまり前向きではないとも言われることもあります。
只、Segwitやライトニングネットワークなどの必要不可欠な技術の採用はしており、長期間開発を継続していることは評価しても良いでしょう。

ライトコインの再評価が今後あるのか

ライトコインは仮想通貨の時価総額ランキングで長期間トップ10に入っており、仮想通貨市場においての存在価値の高いアルトコインです。
只、近年のライトコインは半減期以外に目立つようなニュースが少なく、ある意味でビットコインと寄り添うような形で今も昔も存在していると言えます。

もしライトコインが再びその存在価値を仮想通貨の市場の中で見いだせる話題がある場合、ライトコインは時価総額ランキングで2位にはいる可能性は高く、ビットコインと並んで投資の対象として選べる可能性はあります。

LTC復活のカギは開発者のチャーリ・リーを信じるしかない!

ライトコインの購入、売却の方法

ライトコインの購入・売却はBinanceで可能です。
Binanceのアカウント登録・口座開設については下記を参考にして下さい。

Binance(バイナンス)の登録・口座開設・使い方について
Binanceは世界最大級の仮想通貨取引所であり、日本でも人気のある海外仮想通貨取引所です。 Binanceでは160種類以上のアルトコインを取り扱っており、取引手数料の安さなどが魅力です。 独自トークン『BNB』も人気の秘密で、BNB…

今回はUSDT建てでライトコインの購入、売却方法を説明します。

ライトコインの購入方法

1. ログインして『Markets』をクリック

2. 『USDS Markets』をクリックして、検索欄に『LTC』と入力

3. 『LTC/USDT』をクリック

4. 下にスクロールすると『Buy LTC』という欄があるので『Price』に希望価格、『Amount』に購入したいライトコインの量を入力。
Totalの価格を確認した後に『Buy LTC』というボタンをクリック。

ライトコインの売却方法

1. ログインして『Markets』をクリック

2. 『USDS Markets』をクリックして、検索欄に『LTC』と入力

3. 『LTC/USDT』をクリック

4. 下にスクロールすると『Sell LTC』という欄があるので『Price』に希望価格、『Amount』に購入したいライトコインの量を入力。
Totalの価格を確認した後に『Sell LTC』というボタンをクリック。

まとめ

ビットコインと比べるとライトコインはあまり目立たない存在ですが、ライトコインは歴史が長く、技術的な点ではビットコインに劣らない仮想通貨です。
そのため、ビットコインを金と例えるなら、ライトコインは銀と言える関係性と言えます。

ライトコインの取引は数多くの取引所で対応していますが、取引手数料の低いBinanceだとおトクに購入できます。
ぜひともこの機会にBinanceのご利用をおすめします。

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